composTownの会員さんの中から、今回は馬糞堆肥を作られているムトウさんにお伺いしてみました。 きっとほかの会員さんもムトウさんの堆肥づくりに興味をもたれている方がいらっしゃると思います。^^
そんなわけで、ムトウさんのお言葉で作っていただいた馬糞堆肥の作り方、そして考え方などなど・・・を発表します。^^
ムトウさん、ご協力ありがとうございました。(2005年6月27日)


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馬糞堆肥づくり

土着菌培養液ができてから、それを使ってできることを試したいと思うようになりました。 最初にこれを利用したのが米糠ボカシを作ることでした。これができると今度は本格的なボカシ作りをしましたが、私の物好きはこれだけでは終りませんでした。 会員のサイトを見ていると、馬糞堆肥がいいという話が載っていました。通販で購入したものらしいのですが、馬糞さえ手に入れば自分で作れるのではないかと思ったのです。土着菌で発酵させた自分だけの馬糞堆肥を作ることができると思うと、気分が高揚しました。馬糞に興奮するなど、思いもよらないことでした。 実は家内の知人が市内の乗馬クラブから馬糞を自宅に運んでもらい、庭に積んでいたらカブトムシの幼虫が大量に出てきたという話を聞いていました。近場だし、ただでもらっているというので、私も意を決してもらいに行くことにしました。 ここの乗馬クラブは厩舎の敷料にほとんどオガクズを使っているので、馬糞はオガクズに混じった状態で野積みされています。「ください」とことわってから、そのまますくって土嚢袋に入れてきました。晴天が続いて乾燥していたので臭いはほとんどありません。雨の降った翌日は避けたほうがいいでしょうね。欲張らないで1回に使う分だけもらってきたらよかった。

使用材料
馬糞(ボロは砕く)15リットル  米糠1kg  油粕700g  魚粉500g  薫炭300g   米糠ボカシ(種菌)500g  土着菌培養液(100倍希釈)3リットル  竹酢液少々


作り方
@ 材料を28リットルのコンテナに入れ、混ぜ合わせました。水分量は握って崩れない程度。

A 庭にレンガ10個で囲いをつくり、そこにはみ出すほどの大きさの寒冷紗(堆肥を包んで移動ができる)をのせます。その上に小高く積むように堆肥を入れます。温度計も差し込みました。その上にムシロをのせ、ざっと水をかけておきます。その上に雨よけのビニールシートをかぶせ、四隅にレンガをのせて固定します。堆肥に空気がいきわたるようブカブカにかぶせました。

B 翌日には熱が発生します。熱が出ると臭いも発生します。そのまま70℃近くになるまで放置します。私の場合は4日目になって68℃というのが最高でした。この時には堆肥の表面と底が数センチの厚さでカビのような菌に覆われます。これはうまく発酵したということのようです。

C 雑菌や虫の卵を殺すために最高温度になったら1日置き、初めての切り返しをします。その時に水分量を調整すべく水を散布して切り返します。切り返すと、下がってきた温度は再び上昇しましたが、すぐにまた下降していきます。3日後にまた切り返しました。そして10日後にはすっかり常温になってしまいました。切り返す時には厩肥の臭い、アンモニアの臭いがしますが、常温になるとほとんど臭わなくなりました。馬糞堆肥は所々に白い菌も見えますが、ほとんどは茶褐色になっています。

D 馬糞堆肥を板とレンガで囲った急ごしらえの場所に移し、数日寝かせてから半分を菜園にマルチしてみましたが、数日後土がホカホカと温かくなっているのに気づきました。土ごと発酵しているのでしょうか。馬糞堆肥は3ヶ月以上寝かせ、たまに切り返しをしてやるだけでいいそうです。うまく熟成が進むと、ダンゴ虫やヤスデ、ハサミムシが居つくといいます。


2回目の馬糞堆肥づくり

乗馬クラブから今度はボロ(馬糞そのもの)だけを選ってもらってきました。それを手で砕き、同じように堆肥を作りましたが、最高温度は58℃までしか上がらず、6日目には常温になってしまいました。何が原因なのでしょうか。
6月12日      2回目の馬糞堆肥(25リットル)を仕込む。
6月13日(1日目) 朝には45℃になる。夜には54℃に上昇。
6月14日(2日目) 朝は55℃になるが、夜には50℃に下がる。乾燥しているので水をかける。
6月15日(3日目) 朝は47℃と下がったので、切り返しをして水を足す。表面と底には数セ ンチの菌層ができている。中心部までは菌が入り込んでいない。その後再上昇し、夜には58℃になる。
6月16日(4日目) 朝は54℃。少し下がった。夜には52℃になり、切り返しをした。
6月17日(5日目) 朝40℃。夜には28℃になる。急激な降下である。
6月18日(6日目) 朝22℃。すっかり常温になってしまった。夜21℃。
6月19日(7日目) 朝21℃。変化なし。場所を堆肥置き場に移す。多少アンモニア臭あり。

反省点

@ 雨が降ると土から水が堆肥に滲みこんできます。少し土を高く盛っておくか、シートを広くして水の入らないようにする工夫が必要でした。
A 最初は臭うので、隣家に迷惑をかけてしまいました。できるだけ臭いを外に拡散できる場所がいいと思います。過リン酸石灰を5%加えておくとアンモニアの揮散をおさえ、リン酸の吸収がよくなるといいますが、化学肥料ですので私は使わないことにしました。
B 堆肥の温度が下がると蛆が見つかりました。見たのは1匹ですが、これは水分が多かったせいだと思います。これは乾燥ぎみにすることで防げると思います。


総括

馬糞に混ぜる材料とその割合は少なめにしました。馬糞がメインですから、ほかの材料はなくとも発酵の促進になる米糠だけは用意したらいいと思います。堆肥と肥料は違いますから、色々混ぜ込む必要はないと考えています。 微生物資材は土着菌でなくても好気性のものであれば何でもいいと思います。それもなければ庭の土を少し加えるだけでもいいと思います。発酵には少し時間がかかるかもしれません。 馬糞堆肥はワラと混合発酵させたものがいいと言われます。私がもらいに行く乗馬クラブにはワラと混じった馬糞もありましたが、ワラが長いままですので、裁断しないと使いにくそうでした。土壌改良やマルチにはオガクズ入りでも十分だと思います。 堆厩肥は量が多いほどうまくできると言われますが、量が少なくともそれなりに使えるものができるのではないかと思います。 生ゴミ堆肥やミミズコンポストとくらべて馬糞堆肥づくりの作業は非常に楽でした。馬糞入手のめどがつけば、あとはどれだけ自分が物好きかということになるでしょうね。


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