Anneさんの落ち葉堆肥づくりも第二段階へ。高温発酵をしている様子をお伝えしたいと思います。

枝葉と米ぬかを堆積して2,3日たってシートの上から触ると暖かくなっていました。12月13日にシートを取り中の様子を見てみると茶色や白いカビが発生してカフェオレのような匂いがしました。体積も随分コンパクトで扱いやすくなり、地温計で温度を測ると50度になっていました。同時に測ったこの日時の地温は10度。このときバケツの中で発熱しなかった牛糞なども一緒に混ぜ木酢液500倍を入れ切り返しをしました。
12月9日に混ぜた後、2〜3日後の11〜12日にはもう高温発酵が始まっているようですね。この菌の活躍は最初の段階のこうじ菌から納豆菌へと発酵が第二段階に変わり始めた証拠。この納豆菌はこうじ菌がつくってくれた糖を食べて活動し、アルカリの分解酵素を出しながらどんどん増えて繊維質を分解していきます。そのため高温になるんですね。たんぱく質をアミノ酸に変えてくれる菌なのです。
しょうゆのようなにおいがし、サラサラの茶褐色へと変化します。表面には白い粒々(菌のコロニー)が出てきます。
切り返すと温度が下がりペットボトル2本ほどに熱湯をいれシートの中に押し込みました。翌朝には50度くらいに戻っていましたが12月20日ごろになるとだんだん温度が下降してきました。 一段と量(かさ)は低くなっていましたが山に積み上げた端の方は乾燥してどうしてもムラができてしまうのが気になりました。

米ぬかだけでなく枝葉を使っての堆肥作りはまんべんなく積み上げることが難しいです。どうやっても横に拡がって、端のほうはただの半腐葉土のまま。積み上げた重みで、下の部分は水の腐敗臭がします。温度もコンパクト堆肥だからか、やり方が悪いのかわかりませんが不安定でなんとかしなければ、と考えました。

こうじ菌の活躍から納豆菌へと変化するのに、たった2日しか経っていませんね。それはどうしてでしょう?
まずここで考えていただきたいのは、Anneさんはもともと樫の剪定くずに米ぬかをふり、木酢液をかけられただけではありませんでしたよね。土着菌を採取した米ぬか発酵のものと、9月に剪定された樫を発酵されて菌糸のついたものも入れておられましたよね。その相乗効果ではないか?と考えられますね。


今回は堆肥づくりの第二段階で、納豆菌の活躍を見ることができました。納豆菌についてさらに詳しいページはこちらになります。

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